シナリオライターはシナリオに関わる全ての責任者

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普通のライターとは全く違う視点で考える
シナリオライターと言われても、普通にライターをやっている人と何が違うのか、よくわからないかもしれません。脚本などを書いている人との違いは、フラグやふろチャートごとの攻勢をしなければならないこと、その中でシナリオを完成させて、1つのゲームとして作らなければならないなど、難しい視点が非常に多くなっています。シナリオライターは、この全ての責任を負うことになり、関わることへの担当部分は非常に多くなっています。
最近のゲームでは、シナリオライターが複数いることもあります。これは、フローチャートによって、この分岐になったとき、こうしたシナリオを作ればいいだろうと考えているので、分割してシナリオを考えるために必要なことです。シナリオライターが複数いるようであれば、長いゲームを作ることも容易にできるようになり、このシナリオを進めるためには、このフラグをいくつも立てなければならないのか、分岐点の選択をこうしないと駄目などの部分も、多くの人が分けて作っています。
ゲームというのは、フラグや選択肢によって、シナリオが変わっていくようなものになります。シナリオライターは、その選択肢をしっかり決めなければならないこと、その中に楽しめる要素を多くすることによって、ゲームをプレイしている人が楽しいと感じてもらえるように、シナリオをくみ上げていかなければなりません。非常に長いゲームになると、フラグの回収が難しくなったり、作っている途中でゲーム自体の方向性が変わることもあり、必ず前の部分との確認が重要視されます。

ゲームのグラフィックのネームなども書くことがある
シナリオライターは、そのシナリオをしっかりしたものにするため、自分がコンテやネームを書いて、提出する場合もあります。このグラフィックを作ってほしいという形で、提供することによってシナリオライターの意見を反映させるのです。本来グラフィックは、CG担当が行っていることも多いのですが、ライター側の指示によって、こうした方法で書いてほしいことが記載されることもあります。
こうして意思の統一を図るようにしないと、シナリオライターの意見が反省されないまま、CGが完成することもあります。せっかくいいシナリオを作ったのに、グラフィックが全く対応していないような状態になると、それは失敗になってしまうのです。シナリオライターの意見は、グラフィック側にも反映させるようにして、このシナリオにはこのふらふぃっくが必要であることを記載して、そのために必要なCGを作成してもらうことになります。
意見を出すことは、ゲームを絶対にいいものにするため、そして間違った部分を作らないためには重要なポイントで、シナリオライターはできる限りのことを行って、自分の意思を反省させていくのです。

同じシナリオは作れない
シナリオライターが悩むべきポイントは、同じシナリオを2つも作ってはいけないことです。特に恋愛ゲームにありがちなことですが、ゲームのシナリオが似ているとか、過去の作品と同じような展開になっているなど、ユーザーから指摘されてしまうのは避けなければなりません。シナリオライターは、新しいシナリオを考えて、行動していくことが大事になります。
どうしてもシナリオが似たようなものになってしまう場合、変化を加えるようにして、違うものを作成しなければなりません。シナリオライターが書いたものが、他に似ているものがあると判断されるようなら、自分が過去に作ったものと同じであると考えられるので、修正をしなければなりません。ユーザーから指摘されることは、シナリオライターにとってまずいことなので、必ず展開は違うものに変えていきます。

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