ゲームプランナーの仕事内容や求められる技術

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ゲームプランナーはゲームの企画立案や企画進行、分析や改善を行う仕事であり、会社組織によってはプランナーが担う範疇や仕事内容は大きく変わります。

いずれにしてもゲーム作りの計画を立てて推進していく役割を担うものです。

●ゲームプランナーの仕事の内容について
ゲームを作る為には様々な立場の人間が関わっており、プロデューサーやディレクター、プランナー、デザイナー、プログラマーやサウンド、シナリオライタ―等多種多様に居ます。

プランナーを担う人は他の仕事を兼任しているパターンも多く、プランナー志望でゲーム会社に入社して企画立案等を行う場合もありますが、デザイナーとして入社し、仕事の経験を積んだ過程でデザイナー兼プランナーとして活躍したり、ディレクターやプロデューサーが兼任する等様々です。

一般的にはプロデューサーはお金に責任を持つ立場であり、どのように利益を上げるかを考えるもので、ゲームプランナーはプロデューサーや企業クライアントのニーズや市場動向を把握した企画を立てる事になります。

面白いゲームを作る設計図を作るのですが、その過程ではプロデューサーと協力しつつ企画書を作っていったり、会議でプレゼンを行って企画を進めていく事を納得してもらう必要がありますから、論理的な思考力を持って様々な相手を説得する事が必要です。

●ゲームプランナーは相手に伝わらないと始まらない
面白いゲームの内容が頭の中にあっても、その内容を作っていく為には価値観の違う多くの人に面白さを伝える必要があります。

ゲームプランナーは面白いゲーム内容を伝える能力は必須であり、これが無ければ仕事として何も始まらないとも言えるものです。

作家や芸術家の中には喋った地点で終わり、言葉で伝わるようなものは作っても意味が無いと捉えて、自己追及に特化して創作を行う方も居ますが、ゲームプランナーは口や資料を使って説明して納得しなければいけない仕事と言えます。

企画プレゼンが終わって通過後には、制作陣であるプログラマーやデザイナーにゲームを構成するあらゆる設計図を提示する事が必要です。

やはりここでもどのような表現をしたいのか明確に伝える事が必要になり、仕様書等を作成してそれをベースにしてゲーム制作は動いていく事になります。

いわば地図を渡して行先を決めるものであり、ゲームプランナーの描く地図が伝わらなかったり、ブレてしまうと行先不明で迷子になってしまい、制作過程で現れる変更点等にも分析して改善対応していく事が必要です。

●ゲームが完成すれば終わりでは無いゲームプランナー
ゲームが完成してもテストプレイやデバックがあり、ここでゲームが問題無く意図通りに動くのかチェックする必要があり、ゲームプランナーはここから改善出来る部分や修正点を見て、クリエーターに指示してクオリティーを高めていきます。

ゲームが市場に出されても、ユーザーの評価や制作過程での反応や反省を活用して、今後の制作やゲーム内容の改善点を模索する作業を行う事が必要です。

特に発売してそれっきりという昔のゲームとは違い、近年のオンラインゲームやソーシャルゲームは、発売後でもリニューアルを繰り返していく事になり、サービス開始後からも勝負と言えます。

様々なイベントを仕掛けたり、ユーザーが不満に感じている部分を改善したり、そこで得られる集客効果や収益の変動等のマーケット面での分析技術も必要です。

ゲームプランナーに必須の能力は論理的思考、コミュニケーション、ゲーム愛と言った要素であり、自己追及だけの人材では現在のような大所帯でのゲーム作りの現場ではプランニングしていく事は難しいです。

ゲーム作りはゲーム以外のジャンルに興味を持つべきと言われますが、いずれにしてもゲームの面白さを知らずに愛が無ければユーザーにも届かないですし、そうした主観的要素を客観的に伝えるスキルは必須と言えます。

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