教育系ベンチャーを取り巻く現在の環境とは

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・現代の教育系ベンチャーには「新しさ」が必要

ベンチャー企業にはやはり最新のテクノロジーを利用したものが、一般的に多いでしょう。
現代で言えばインターネット関連のものが多いと思われますが、当然いつの時代でも普遍的に必要な業界というものはあります。
衣食住に関連するものは、これからも廃れることなく起業する会社はあることと思います。
そして生活になくてはならないのが教育関連でしょう。
日本では都市化が急激に進み、子どもが少なくなったり一人っ子の占める割合が増えています。
子ども自体が少なくなっている状況で、教育業界に起業するにはやはり何かしらの工夫・強みが必要です。
通信手段の発達で「通信大学」や「通信高校」の進化が目まぐるしくなっています。
通信高校と言えば郵送で学習物をやり取りすることが以前からメインでしたが、今ではインターネットをメインに利用した高校も出て来ています。
今までにない仕組みの教育システムを作るというのは、確かにベンチャー企業らしいと言えます。
例えば新しい高校を作るとすると、国や自治体に許可を取る必要が当然ありますが基本的に、単位と認められるだけの十分学習体制があれば認められます。
これまでの自宅でテキスト勉強をする通信学校でも「十分な単位」と認められてきましたので、ネットを使って「授業方式」で勉強するのならさらに学校らしいですし、例えオンラインと言えども十分に認められるのです。
確かに学校には「学校生活を送るうえで同級生たちと触れ合い成長する」というという役割はあると思います。
しかし潜在的にネットスクーリングには強いニーズがあるのも事実で、現にネットを使った学校の生徒数は増加が著しいのです。
社会のニーズを見極めることは非常に大切なことで、教育系ベンチャー企業は当然その都度新しいアイデアを使って成長して来たのです。

・常に需要の高い教育系ベンチャー

教育界全体が発展してきて、現代ではさまざまな「学び」が手軽に出来るようになりました。
そのためか社会人学習のニーズも強くなってきており、「生涯学習」という言葉もすっかり定着するなど少子化が進んでいるとは言えまだまだ学習に対する需要は多いように見えます。
世の中にはたくさんの知識や技術を持った人で溢れていて、かつそういった知識を知りたい!という人も居ます。
近年注目を集めている学習スタイルに、一人の利用者にマンツーマンの講師を付けるというあたかも「(社会人を含めた)全年齢対象の家庭教師」があります。
従来の受験向け家庭教師を派生させた学習スタイルですが、時代に合ったアイデアを社会に与えることが出来ればさらに新しい需要を開拓出来るという良い例ですね。
日本はもともと教育水準が世界的にも高いと言われています。
しかし世界にも目を向けてみると、そもそも高校や大学の進学率が低い国は多くあります。
実はそういう国にこそ、新しい教育システムは生まれるかもしれないですしインターネットの発達で革命的な学習方法も生まれるかもしれません。
すでにインターネットはどの国にも浸透して来ており、発展途上国でもインフラは急速に進みむしろこういったテクノロジーが「教育に役立つのでは?」という見方も出来ます。
海外のどこかで生まれた教育システムが日本にもガッチリはまるかもしれません。
これはどの業界のベンチャー企業にも言えることですが、ワールドワイドな見方で常に新しいものを探すことが重要になります。
教育は国の未来を担う大切な要素です。
教育系ベンチャーの多くが常に斬新なスクールや学習教材を提案し、業績を伸ばして来ました。
「子どもに良い教育を学ばせたい」「学びたい」という需要に真摯に向き合うことが、この業界のベンチャーには必要な要素なのです。

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