あなたは「秘書」という職業について、どのようなイメージを持っていますか?「主に女性がやる職業」「ドラマで社長の横にいる知的な女性秘書」というイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、実際の秘書の職業について、具体的にはわからないという方もいらっしゃるでしょう。今回は秘書という職業について、詳しく説明していきたいと思います。
1・秘書とは何か?
秘書とは、上司が仕事をスムーズにこなせるようにサポートをする仕事です。
例えば、多忙な上司の仕事スケジュールを管理して把握すること。上司の顧客の応対や、メールや電話の応対、上司がやっている仕事の雑務です。一見すると一般事務と似ている仕事ですが、上司の専属となって仕事をするので、上司の冠婚葬祭の手続きもこなします。
秘書というのは、会社の社長につくイメージがあるでしょう。しかし、実際には会社の社長の他に医者や政治家、弁護士などあらゆる職業に就く人達のサポートをしています。仕事が忙しく、上司自身では手の届かないところの仕事を秘書が請け負います。
2・秘書に向いている人、向いていない人
秘書に求められることは多岐に渡ります。
上司の職業た仕事の内容の他に、性格によっても秘書に求められる能力は様々です。例えば、上司の顧客にお礼の贈り物を秘書が代わりにするときは、顧客の好みを理解していなけれなばりません。顧客が外国人だった場合は、英語のスキルを身に着けている必要があるでしょう。
秘書に向いている人は、どんな上司が相手でもその個性を把握して気遣いが出来ること、細かいところに手が届く気の回る人物であることです。秘書は臨機応変に対応出来ることや、複数の事を同時に出来るマルチタスクなスキルも必要です。人のサポートが苦にならない、人を応援することが好きな人に向いている職業と言えます。
秘書に向いていない人は、人のサポートをすることが苦手な性格です。物事を多方面から見ることが出来ない一直線型の性格の人では、マルチタスクに働くことは出来ません。また、場合によっては英語などの語学力も必要なので、常に向上心を持たなければなりません。
3・秘書になるためにはどうしたら良いか?
国会議員の秘書になることには試験に合格しなければなりませんが、それ以外の一般的な秘書には「こうしないと秘書にはなれない」という制限はありません。会社の人事で抜擢されることが主になります。自分から秘書になりたいと進言することは可能ですので、会社の人事に相談してみましょう。
秘書検定という秘書の資格は存在しています。
資格試験の内容は、お茶の出し方や顧客の出迎えのマナーなど、ビジネスで必要なマナーが主になります。
秘書には何より人柄が求められているのです。秘書は上司の顔となって動くわけですから、礼儀正しさや教養が必須です。
秘書検定には3~1級までがあり、1級は当然難しいレベルになります。3~2級程度であればある程度勉強をしておけば合格するでしょう。通信教育や資格試験の本などで試験対策の勉強をすることが出来ます。
秘書を目指すのであれば、まずは秘書検定で合格することが近道になります。
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